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安堂ロイド 視聴率   ・・そもそも視聴率って

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人気アイドルSMAP「キムタク」主演の安堂ロイドが最終回を終えました。注目の視聴率は12,6%だったそうです。

同クールの前番組が平成最高の視聴率を取った「半沢直樹」でしたが、それと比べると随分と公表数値は低いレベルとなりました。

ドラマなどは特によく視聴率が取りざたされますが、そもそも視聴率の精度って実際のところどうなんでしょう。
どうやって算出しているのか根拠をわかっている人っているんでしょうか。


ちょっと調べてみましたが、、、

・・・厳密には非常に細かく、納得するには「統計学」の勉強・理解も必要と思われます。日本で唯一の視聴率調査会社「ビデオリサーチ」さんのホームページを見れば概要は「なんとなく」分かるのではと思います。

ポイントだけまとめてみました。

関東や関西など地域ごとに一定数のサンプル(世帯)を統計学の理論に基づいて、無作為(ランダム)に対象世帯を選び調査の協力を依頼し、自宅に機械を取り付けて調べます。(2年間。なお、病院・事務所・寮・テレビ非所有世帯・そしてマスコミ関係者のいる世帯などは除く)

全国を27区に分け、合計6600世帯に調査協力をしてもらっています。(日本全国で6600世帯だから非常に少なく感じますよね。)

例えば「関東地区」は「約1800万世帯」で、そのうち「600世帯」が対象になるそうです。

視聴率には「世帯視聴率」と「個人視聴率」の二つがあり、一般に視聴率というと「世帯視聴率」をさし、世帯視聴率をもとに「◯◯◯万人が見た!!」というのは間違いらしいです。

例えば関東の場合、視聴率1%というと「約18万人が見た」ではなく、「18万世帯が見た」ということですね。仮に2人家族平均としたら36万人が見た、ということになります。


・・・ここで、「1800万分の600? そんなんじゃアテにならないじゃん。」と思われるでしょうが、統計学の理論上はこの数値でほぼ全体を推計できるのだそうです。

ただ、考慮すべき誤差は当然出るようで、その大きさは視聴率と調査世帯数によって異なり、誤差は視聴率が高くなるほど大きくなるようです。

例えば視聴率5%の場合は95%の割合で±1,8%の誤差の範囲内に収まるのだそうです。(実際は3,2%~6,8%の幅は出てしまうということ。

言い方を変えると、100回調査して95回はこの振れ幅以内に全体でも収まるということ。(5回は外れちゃうんですね。5%と公表されて実際は10%くらいの世帯が見ていたなんてことも100回に5回くらいは起きてしまう←理論上)

なお、調査世帯数は日本全国で6600世帯ですが、仮に調査世帯を10倍の66000世帯にしたとしても、この数値はあまり変わらないそうです。(この辺は統計学の不思議ですね。)


この数値を聞くと、「結構ズレてんじゃん」と思う人もいるかも知れません。

調査世帯は1800万分の600(関東の場合)ですから0,000033・・ですよね。たったこれだけの割合の世帯の調査をするだけで「大幅にズレる」ということはない、、というとこまで推計できてしまう、というのはスゴイことなのかな??とも感じます。(統計学って奥が深くて面白そうですよ!)

・・どうなんでしょう。感じ方は人それぞれなのだと思います。

実際にこの視聴率データを各テレビ局は有料でビデオリサーチ社から買っているわけです。ガチガチに正確ではないにしろ、このデータをもとに色々な分析をして今後の番組展開を検討しているわけです。


ちなみに、調査協力依頼を受けた世帯は家族以外には口外してはならないそうです。謝礼を毎月受け取る分、家族構成やテレビの台数、家族の誰が見てるかリモコンで都度登録して見るのだそうです。


なお、現在の「視聴率」は「家の中の据え置きテレビで、放送と同時に見る」ことを前提に集計した数字です。パソコンを通じての視聴も含まれるけれど、これも据え置きタイプが対象です。

録画して好きな時間に再生して見る場合は含まれておらず、また、携帯電話やタブレット・ノートパソコンで視聴する人も増えてきましたがこれも含まれていません。


ということは、現在のところは、実際の視聴率は公表値よりも高いと推測されますね。僕なんかドラマはほとんど録画を見ますから。その方がCM飛ばして早く見れますし。(スポンサー会社の方ゴメンナサイ!)


今のところ依頼が来たことは無いですが、残りの人生で視聴率調査協力依頼と裁判員の呼び出し、どっちかは来るかなー・・(別に来なくてもいいけど)。



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