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クリスマスは日常生活を彩る一つのイベント 日本人は無宗教?

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クリスマスが近づいてます。「年末クリスマス商戦」とかいって街は盛り上がってます。年末とも重なって、なんだかざわざわした雰囲気を感じます。

そもそもクリスマスって何でしょう。

簡単に言うと「イエス・キリストが約2000年前にこの世に生まれたことをお祝いする日」ということです。
「イブ」って何だろうとか、サンタクロースって実在したのかなとか、なぜ靴下にプレゼントを入れるんだろう
か?とか、

・・・でも、そんなことは特にどうでもよいことなんですね。日本人には。

日本では「恋人と過ごす日(過ごしたい日)」と言うイメージが強いですね。

「クリスマスまでに彼氏・彼女をゲット」みたいな感じの雑誌特集が組まれたりするほどで、欧米での「家族と過ごす日」という認識とは違い、宗教的な意味合いは全くと言っていいほどなく、ただのイベントとして捉えられていると思います。

盛り上がって楽しければいいでしょ ということです。バレンタインデー然り、ハロウィン然り・・

欧米の人は日本人に比べて信仰に基づく日常生活のしきたり・振る舞いが自然に浸透している印象です。

胸で十字を切ったり、毎日神様の方向に土下座の格好でお礼をするとか。これは特定の信仰団体に加入している人だけがやっているという感じではないですよね。

一方日本人はどうでしょう。特定の信仰団体の人はやっているかもしれませんが、そうでない人はおそらく何もしていないと思います。

日本人は特定の教団に入信し教義を学ぶということを好まない人が多いのです。

そもそも「宗教(信仰)」という言葉、響きにどちらかというとネガティブなイメージを抱いている人が圧倒的なのではないかとも思います。(知ろうとしない・誤解を含めた)


各宗教の信仰に由来している世界的なイベントの本来の趣旨を深く理解せずに表面的にのみ捉えて「楽しいイベント」にしているのが日本人です。無宗教というか(表面的な)重層信仰というか。


でも、日本人はホントに無宗教なんでしょうか。

多くの人は自分は無宗教だと言うでしょう。では日本人は宗教心がないのか? というとそうでもないと思います。いわゆる宗教団体のようなものには無関心な方は多いでしょうが、考えてみてください。

「年中行事」ってありますね。通過儀礼、葬式や法事、彼岸の墓参り、盆や正月の里帰り、七五三、とか。当たり前にやっています。

本来の趣旨は深く理解していない部分もあるでしょうけれど、身内の墓参りの時は手を合わせて心の中でその人に語りかけているはずです。

神道や仏教に根差しているものが大半だとは思いますが、中学校・高校で教科書に出てきたなとかいうくらいの人が多いでしょうが、ちょっとだけでも紐解いてみると、現実離れしている堅苦しいお説教というものではなく、奥深い、正に普段の生活に密着しているものなんだなということが分かると思います。


なんか楽しいイベントごとである日本のクリスマス。たまには、ちょっと突っ込んで日本の習慣の意味もこんな機会に考えてみるのもよいのではないでしょうか。 たまにはね。


※「イヴ」というのはeveningから来ています。教会歴では、日没が日付の切り替わりであるため現代歴で言う12月24日の日没から12月25日の日没までが「クリスマス」というそうです。

「イヴ」って「前日」と理解している人が多いと思いますが、12月24日の夜すなわち「クリスマスイヴ」はクリスマスの日当日そのものなんです。 まあ、意味が転じて「前日」で通ずるのが定着していますけどね。23日を「イヴイヴ」とか言ってますから。













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